今さら聞けない「スキニフィケーション」とは? ― スキンケア技術を応用した製品開発のすすめ
スキンケアの技術やトレンドを、他のカテゴリーにも応用する「スキニフィケーション(Skinification)」という考え方が、今、グローバル市場で注目を集めています。
本稿では、スキニフィケーションの概要とその背景、日本市場での広がり、スキニフィケーションを取り入れたおすすめ処方まで、わかりやすくご紹介します。
スキニフィケーションとは?
スキニフィケーション(Skinification)とは、「スキンケア化」を意味する言葉。
スキンケアの成分・技術・トレンドを、ヘアケアやメイクアップ製品など、他のカテゴリーに応用することを指します。
近年、「美容液ファンデーション」や「スキンケア発想の日焼け止め」、「頭皮ケア美容液」など、ベースメイクやヘアケア製品にもスキンケアのような機能や効果を求める傾向が高まっています。
このトレンドの背景には、ひとつの製品で複数の機能を叶える時短・多機能ニーズの拡大に加え、処方技術・評価法・原料開発の進化によって、スキンケア技術の応用範囲が広がっていることなどが挙げられます。
日本におけるスキニフィケーションのトレンド
ヨーロッパで始まった“スキニフィケーション”のトレンドは、近年、日本国内でも広がりを見せています。
たとえば、メイクアップ製品にスキンケア機能を求める消費者が増加し、保湿効果だけでなく、肌のハリ・弾力アップ、エイジングケアなどのスキンケア効果を備えた製品が増えてきています。
また、日焼け止め市場でも同様の傾向が見られ、単に紫外線を防ぐだけでなく、肌に優しく、美白やエイジングケアなどの美肌効果も兼ね備えた製品へのニーズが高まっています。
実際に、日本女性の半数以上が、日焼け止めに美容効果を求めているという調査結果も報告されており、日焼け止めの“スキニフィケーション”も今後ますます加速すると考えられます
さらにヘアケア分野でも、健やかな髪の土台となる頭皮ケアの重要性や、「頭皮は顔の延長」という考え方が浸透しつつあり、スキンケアで用いられる保湿成分や美容成分を配合した製品が増えてきています。
たとえば、肌の保湿にも使えるスタイリング剤や、髪にも頭皮にも優しいナチュラル志向のスカルプケアアイテムなど、髪の見た目はもちろん、頭皮環境の健やかさにも着目した、機能性と心地よさを両立する処方設計が求められています。
スキニフィケーションを取り入れたおすすめ処方
こうしたトレンドを受け、当社ではスキニフィケーションの考え方を取り入れた処方提案を行っています。
以下はその一例です。
ベースメイク・日焼け止めへの応用
1)軽い付け心地の薄づき下地
「ARON NT-Z」のソフトフォーカス効果で毛穴を隠し、みずみずしいのにさらっとした心地よい感触を実現。
安定型レチノール誘導体「NIKKOL レチノール H10」を配合し、日中のスキンケア効果も期待できる処方です。
うるおいを保ちながら、日中の外的ストレスから肌を守ります。
2)スキンケア効果のある日焼け止め乳液
紫外線や酸化ストレスに対する細胞の耐性を増強する「NIKKOL グリシン亜鉛コンプレックス」を配合。抗酸化作用によるアンチエイジング効果が期待できる他、パソコンやスマホなどのブルーライトからも肌を守ります。
ヘアケアへの応用
当社では、2023年のin-cosmetics globalにおいて、スキニフィケーションをコンセプトとしたヘアケア処方コレクションを発表しました。
以下の特集では、スキンケアで活用されている成分をヘアケアにも応用し、1品で肌から髪までケアできる、全4処方を紹介しています。
使用している活性成分は、すべて肌と髪、それぞれの有用性データを取得しており、より説得力のある製品開発につながります。
スキンケア発想のヘアケア製品の開発に、ぜひご活用ください。
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まとめ
スキニフィケーションは、スキンケアの発想を他のカテゴリーに応用し、製品価値を高める処方設計の考え方です。
処方技術の進化や多機能ニーズの高まりを背景に、日本市場でも注目が高まっています。
当社では、スキンケア視点で開発した原料や処方をもとに、今後も多様なカテゴリーへの展開をご提案してまいります。
ぜひ製品開発のヒントとしてご活用ください。