機能評価(安全性/有用性)

原料から最終製剤まで幅広く評価し、
最適なソリューションをご提案いたします

ニッコールグループの第三者評価機関であるニコダームリサーチは、化粧品・医薬品・食品等の安全性や有用性を、最先端の皮膚科学に基づき適切に評価し、エビデンスデータをご提供いたします。開発段階に応じて、in vitro試験からex vivo試験、ヒトに対する評価試験まで幅広く対応し、評価対象も原料から最終製剤までと幅広く個々のお客様のご要望に対して最適なソリューションをご提案いたします。

安全性評価

動物実験代替法試験によるin vitroの安全性評価からヒトボランティアによる安全性評価まで、様々な安全性試験に対応しています。

in vitro評価(動物実験代替法試験)

試験名ガイドライン
皮膚一次刺激性試験RHE法OECD TG439
製剤法
光毒性試験3T3-NR法OECD TG432
眼刺激性試験HCE法OECD TG492
STE法OECD TG491
皮膚感作性試験h -CLAT法OECD TG442E
KeratinoSens法OECD TG442D
DPRA法OECD TG442C
ADRA法OECD TG442C

in vivo評価(ヒトに対する評価試験)

試験名概要
ヒトパッチテスト検体の単回貼付により生じる皮膚反応を評価します。
ヒト連続皮膚刺激性試験検体の反復貼付により生じる皮膚反応を評価します。
ヒトRIPT試験検体の反復貼付後、再度単回貼付させる事により生じる皮膚反応を評価します。
ヒト光毒性・ヒト光感作性試験紫外線照射下での皮膚刺激性および皮膚感作性を評価します。
ヒトコメド性試験検体塗布によるコメドの生成を評価します。
スティンギングテスト検体を顔面に塗布している間に感じる一過性の刺激感を評価します。
実試用試験検体を長期使用し、生じる皮膚反応を評価します。

有用性評価

細胞・三次元培養組織モデルを用いたin vitro試験や、ヒトに対する評価試験による有用性評価が行えます。
お客様の目的に沿った適切な試験デザインを提案させていただき、機能性を数値やビジュアルデータとして、訴求テーマに対する効能のエビデンスを提供いたします。結果の解釈についても、しっかりサポートさせていただきます。

訴求テーマ・目的in vitro評価(細胞や三次元組織モデルを用いた試験)ex vivo評価(ヒト摘出皮膚を用いた試験)in vivo評価(ヒトに対する評価試験)
原料のスクリーニング
皮膚透過性(経皮吸収性)試験
肌状態測定
保湿・バリア機能・肌荒れ
シワ
たるみ(ほうれい線)
美白(シミ、くすみ)
毛穴
アクネ(ニキビ予防)
長期使用による肌状態評価
メイクアップ(カバー力、化粧崩れ防止)
紫外線防止(SPF/PA)
制汗デオドラント
育毛・養毛
リラックス
抗酸化
抗菌

その他の訴求テーマをご検討の場合はお問合せください。

三次元培養組織モデル

「三次元培養組織モデル」はヒト皮膚や粘膜に構造が似ている人工のモデルです。ヒト皮膚や粘膜の代わりに、化粧品の安全性や有効性の試験に広く使われています。

2013年3月11日より、EUにおいて化粧品および化粧品原料の有用性・安全性評価に動物実験を行うことが禁止されました。日本や米国、ならびに他の国の化粧品業界におきましても、動物実験は廃止される動きが強く、特に欧州、米国を中心に動物実験代替法の開発が盛んに行われております。

ニコダームリサーチにおきましても、設立当初より、動物実験代替法の導入を積極的に行っております。ニコダームリサーチは、フランスの三次元培養組織モデルメーカーであるEPISKIN社と技術提携しており、有用性評価に積極的に三次元培養組織モデルを取り入れております。

三次元培養組織モデルは安全性評価、基礎研究、製品開発、 ドラッグデリバリー研究、製品の効能効果の実証などの観点において 有用な標準ツールとして広く認知されており、動物実験の使用頻度を減少させることにも大きく貢献しています。

三次元培養組織表皮モデル(SkinEthic™ RHE、SkinEthic™ RHPE、T-Skin™)
三次元培養組織粘膜モデル(SkinEthic™ HCE、SkinEthic™ HGE、SkinEthic™ HOE、SkinEthic™ HVE)

さまざまなお困りごとをサポートいたします!